今年は雪不足?【雪は降らなくなるのか?】降雪量の統計を調べてみた

今年は小雪?【雪は降らなくなるのか?】降雪量の統計を調べてみた

こんにちは加賀です。パウダー滑りたい

今年は、ウィンターシーズンの始まりにまとまった雪がなく、

雪が降るか不安な人に向けて、降雪量のチェックをしてみました。

結論 確かに雪は少なくなってきている

今回は、北海道と新潟の資料を参考にさせてもらいました。

長期で見ると、残念ながら減少しています。

 

1、北海道

7 地点のうち 6 地点では降雪量に減少傾向があったが、
1 地点(寿都)では逆に増加傾向があった。

もっとも減少の多い量で、観測開始〜50年の間に、約150cmの減少。

50cm〜150cmの幅で減少がみられた地域もある。

逆に増えている地域もあった。

残りは横ばい。

 

2、新潟

5指定観測点の平均累計降雪量(年度)を昭和と平成で比較すると、昭和37~63年度の平均は648cm、平成元~30年度平均は475cmとなっていることから、近年は少雪傾向にあると言えます。

約100年間の統計が取れている事に驚きますね。

綺麗に波を打ちながら、降雪の多い年、少ない年ときていますね。

8〜10年スパンですごく降らない年もあったみたいですが、

平均値で比較すると、昭和と平成だと200cmくらい減少していますね。

雪は大事な資源

僕は北海道で生まれ育ったので、雪は当たり前にあるものだと思っていますが、そもそも地域限定です。

長野県白馬村のウィンターシーズンのインバウンドは

2018-19年で37万人に達し、雪は日本の貴重な観光資源でもあります。

日本最大のスノーリゾート「HAKUBA VALLEY」2018-2019ウィンターシーズン 過去最高約37万人の訪日外国人スキー来場延べ客数を記録

増えるインバウンド。

 

サービスを提供する側からの意見でいえば、雪がないと、仕事に困ります。

実際今年は、12月23日の段階で僕の居るスノーパーク尾瀬戸倉はまだオープンできていません。

予約キャンセルも出ますし、そもそも収益がないので、損害も割とあって、お手上げです。

 

とはいえ、楽しむ人が急に大幅に減るわけではないですからね。

天気ばかりはどうにもできないので、ポジティブに対応していくしかありません。

 

課題 環境問題

様々な説があり、複雑に絡み合う環境問題は個人の対応では解決しづらく限界があると思っています。

もちろん、一人一人の意識は大切ですが、テクノロジーの進化を期待するしかないとも思っています。

 

幸い、昨今の国際問題はしっかりと環境問題に目を向けているように思います。

各国はそれぞれ環境問題の対策に乗り上げています。

 

滑り手として

個人の予想ですが、

今後天然雪は減少し、人工降雪設備の整ったゲレンデしか生き残らない可能性もありますね。

気温が低くならないと雪が作れない、維持できないので標高の高い山オンリーという事になります。

天然雪も、山のトップにしか積もらないとか。

あくまで長期スパンの、個人予想ですが。

 

ウィンタースポーツに携わるサービス提供側の課題

ウィンタースポーツ事業を営む側の人間としては、

やはり複業を視野に入れ、リスク分散をしていく他ないと思います。

 

すでにそのような対策を行なっている事業部は多く存在すると思いますが、

ウィンターシーズンは、雪の減少と共に楽しめる期間が減少していっているファクトがあります。

なので、ウィンターシーズンのみの集客に依存しない収入も必須ですし、

現実として、冬だけで一年分の収益を上げるのは、多くの人にとって割と至難の技なのです。

まとめ

・統計を見るとじわじわと雪は減っている

・周期的に増減もしている

・サービス提供側は常にリスクヘッジを念頭に入れるべき

・自然相手なので自然を大切に

 

いつまでも楽しく雪で遊びたいですね

人気記事 【厳選】8割非公開の優良案件だからできる、ワガママ転職【趣味・スポーツに理解あり】

おすすめの記事